私たちは、創業当初より京都で振袖の染型やデータを制作しています。

着物業界は少子高齢化や着物離れにより、年々右肩下がりに衰退しているのが現状です。

また、そこに加えて、材料費の高騰や近年のコロナウイルス流行が業界の衰退に追い討ちを掛ける形となっております。

このままでは、後継者の育成が困難となり、「先人達が残してきた技術や美意識が途絶えてしまう」との危機感から、

着物の新たな可能性を切り開くために、レーザー彫刻機を導入し、着物の紋様を木工品に彫刻して販売するブランド「Sansai」を立ち上げました。

優美で華やかな着物の紋様が

絶妙な彫刻のバランスと晴れやかな気持ちになる色合いと融合するとき、

心地良い雰囲気が生まれます。

その心地よさが、

料理を晴れやかにしてくれたり、

誰かを元気にしたり、

お部屋の中をパッと明るくしたり。

喜ばしいことに、私たちが生み出した子達は

この世界のあちこちに羽ばたいて行きました。

日本の生活様式から生まれ残ってきた普遍的な美のちからを信じて、

新たな可能性を切り開いていく、

それが私たちの使命です。

長い年月を掛けて培われてきた伝統や美的感覚を途絶えさせない、

後継者の育成や業界の未来を切り開くために、

私たちは伝統に囚われない視点で、現代の生活様式にあった新しい京友禅を提案します。